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ハニーテックラボラトリーはハチミツを始め様々なミツバチ生産物を研究する会社です。

TEL. 0126-63-1123

〒072-0006 北海道美唄市東5条北11丁目2−6

プロポリス

 ミツバチの生産物はローヤルゼリーはや蜜蝋のようにミツバチ自体の分泌物であるものと、ハチミツ、花粉荷、プロポリスのように花や植物の組織をミツバチが変化、熟成させたものに分かれます。
だいたい以下のように分類されます。

         


<プロポリスとは>

                             プロポリスの原塊

一般的にプロポリスは植物のヤニ成分や蜜蝋が主成分と考えられていますが、採取する植物とミツバチの使用用途によって様々なタイプがあります。巣と巣箱のふたの間など決着性が必要なときは松ヤニなどの粘性の強いものを巣の補修面が大きいときは植物の芽そのものを持って帰る場合もあります。ヤニの成分は主にリグニンです。リグニンは地球上の有機物の中で最も分解しにくい物質なので食べても栄養にはなりにくいことが分かっています.(便通にはいいかも)
植物の中でリグニンの生成経路を説明すると
元の原料はフェノール系アミノ酸であるフェニルアラニンとチロシンと考えられています。これらが脱アミノ化と水酸化によってPクマル酸が生成されます。Pクマル酸は還元されPクマリルアルコールになります。


また、Pクマル酸の生成時に桂皮酸、カフェ酸、トリヒドロキシ桂皮酸などが同時に生成されます。その後カフェ酸はメチル化、還元を経てコニフェニルアルコールへトリヒドロキシ桂皮酸は同様にシナピルアルコールとなります。このPクマリルアルコール、コニフェニルアルコール、シナピルアルコールが複雑に高分子化されたものがリグニンです。通常植物にはリグニン原料であるフェノール酸(Pクマル酸、桂皮酸、カフェ酸、トリヒドロキシ桂皮酸)が検出されます。一般的にはこれらは配糖体(B-グルコシド)として存在しますがプロポリスはミツバチ中の酵素B-グルコシダーゼ(αーグルコシダーゼの1/10程度存在する)により分解されフェノール酸アグリコンとして存在するので抗菌性、抗酸化能を有します。
ハニーテックではすべてのプロポリスに存在する水溶性成分(大量に水に溶けるわけではない)と起源植物特有の成分を研究しました。その結果比較的に水に溶けやすい成分と中濃度アルコールに溶ける成分の多い植物と巣の捕集を用途とするプロポリスを使用することを決定しました


実際の商品(シロップ状のプロポリス)においても抗菌性は確認できます。

 起源植物特有の成分としてはカフェオイルキナ酸がもっとも有効と考えています。カフェオイルキナ酸はキナ酸にカフェ酸が1−3個結合したもので、1個結合したものはクロロゲン酸と呼ばれます。クロロゲン酸はコーヒーの生豆に含まれる成分(焙煎コーヒー豆は焙煎時にクロロゲン酸が熱分解してしまう)です。2個結合したものはジカフェオイルキナ酸、3個結合したものはトリカフェオイルキナ酸と呼ばれています。ただしカフェオイルキナ酸はすべてのプロポリス中に含有されているわけではありません。カフェオイルキナ酸含有プロポリスには通常5−10%の総カフェオイルキナ酸が含有されています。

  
カフェオイルキナ酸の中でトリカフェオイルキナ酸は抗酸化能が強く抗癌性やアルツハイマー症の改善効果などが期待されています。含有率の高いプロポリスには1%程度検出され他の植物に比べ圧倒的な含有率です。ジカフェオイルキナ酸
はインフルエンザウイルスへの効果が報告されています。




商品形態による特徴

   特徴  長所  欠点
 原 塊  原料そのものである  成分が直接体に入る  抽出方法が分からない
 チンキ  薄めて飲むのが一般的  成分が直接体に入る  容器が汚れる、アルコールもしくは界面活性剤
 錠剤、カプセル  飲みやすい  携帯に便利、成分が腸に届く  抗菌成分が直接腸に届くので腸内細菌を殺す可能性がある
 シロップ  飲みやすいが臭いはある  成分がのどから吸収  製造方法が難しい


ハニーテックではシロップ(クリーム)を選びました





是非ご賞味ください。

                       



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